【2020年11月号特集】景品規約に違反する広告表示の是正について

昨今、首都圏不動産公正取引協議会に過大な景品提供ではないかとの指摘が多く寄せられております。
その内容は、仲介業者が購入者から受け取れる媒介報酬限度額の10%を超える額の景品類(例えば、エアコンを4台プレゼント、カーポートをプレゼント等)を提供しているというものです。
加盟事業者の皆様におかれましては、今一度、景品提供のルール(景品規約)を確認し、企画するようお願いいたします。

問い合わせ例

Q.

  • 当社は、仲介事業を主として行っていますが、最近、周辺の仲介事業者が不動産ポータルサイトに掲載している1,500万円∼2,500万円程度の新築住宅の広告において、購入者に10万円から30万円程度の家具・家電のプレゼントやオプション工事代金を負担する企画を実施しています。
    例えば、A社は「当社にてご成約の方に次の商品から1点プレゼント.螢咼鵐哀瀬ぅ縫鵐哀札奪函20万円相当)、∩桓爾縫┘▲灰4台(25万円相当)、カーポート(工事費込み)(30万円相当)」と表示しています。
    当社も同様の企画を実施したいと考えていますが、問題ないでしょうか?
  • A.

  • 結論から申し上げますと広告に掲載されている物件の価格は1,500万円から2,500万円程度ということですから、A社の景品提供企画は、景品規約に違反するものです。
    仲介事業者が購入者にもれなく景品類を提供する場合、提供できる景品類の上限額は媒介報酬限度額の10%又は100万円のいずれか低い額の範囲内と規定しています(景品規約第3条第1項第2号及び同規則第5条第3号)。
    A社が提供する景品類のうち最も安い20万円相当のリビングセットであっても、200万円以上の媒介報酬が必要になりますが、この媒介報酬が得られる物件の価格は6,000万円程度でなければなりませんから当該企画における物件の価格は1,500万円から2,500万円程度ですので、200万円以上の媒介報酬は得られません(この場合の媒介報酬は、景品を提供する購入者からいただく報酬のみとなります。売主からも媒介報酬がもらえる場合であっても合算することはできません)。
    したがって、A社と同様の企画を実施することはできませんので、媒介報酬限度額の10%以内に収まる景品類を提供するようにしてください。
  • 景品提供のルール(景品規約)はこちらからご確認ください。